2016年10月28日金曜日

原点

ライブイベントを観に茨城に行ってきました。駅前からして閑散としていて、幅広で真っすぐな道路、車はそこそこ通るけど歩いてる人の少なさに、ああ、地方都市に来たんだな…としみじみ思いました。

2016年10月12日水曜日

「姉さんと僕」

先月は雨つづきでしたがここへ来てようやく秋晴れが顔を覗かせるようになってきましたね。こんにちは。
最近ずっと本を読めない時期が続いていて、職場で予約していた本も読まずに期限が来ちゃうし、人にお借りした本も読めてないし、友だちの著作にもざっと目を通したきりで、そしてそんなときの常として、どんよりした天気の休日など寝転がってひたすらばななを再読する日々でした。病んでます。
「姉さんと僕」というやや異色の短編があって、ばなな作品に多くない一人称が男性のおはなしで、前から妙に気に入ってたのだけど今やけに胸に沁みました。少し変わった主人公の生い立ちを通じて人は誰もが結局それぞれ他人と簡単には分かち合えない面があることがわかりやすく描かれているからか、あと、わたしの内面のトーンと似通っている気もして。外見や作る音楽はまあまあ女性っぽいけど、中身はこんな感じに近いように自分では思うけど、どうだろう。
ところで、何年か前の秋にアートスクールというバンドのベスト盤をよく聴いていて、そして今もわりとそういうモードで、「姉さんと僕」に出てくるアップルちゃんという女の子の描写が、わたしの中でアートのボーカルの方のイメージにどこか通じるなあとふと思いました。アートスクール、歌詞の言葉の意味とかじゃなくて、もっと深い部分で、何故だかふっと癒される感じがあるのは何でだろう。