2014年11月12日水曜日

秋深し

ようやく元気になってきた気がしてあちこち出かけてたらまたすぐ調子を崩してしまって、いやまったく秋ですなあ、という感じの今日この頃ですが、そうこうするうち、冬が徐々に近づいてまいりました。本格的に寒くなる前に、と思って、最近は仕事の昼休みによく公園でぼけっと一人ランチしてます。紅葉も落葉もちょうど見頃を迎えつつあります。温かい飲み物がうれしい季節。

先月末のおんがくのじかんライブは、自分の調子はそんなによくなかったけど、サガイくんとの二人編成で今できることを人前である程度きっちりプレゼンできたこと、そしてそれを鈴木伸明さんや、しばらくぶりに連絡をくれた友人、いつもライブに来てくれる友人、よく一緒にライブに行く友人に観てもらえたことが、ものすごく嬉しかったです。持ち時間は三十分でしたが、少し早めに演奏を始められて時間に余裕があったので、五曲演奏したあと、もう一曲やってもいいですか?って聞いたら、うなづいてくれた菊池さんが満面の笑顔だったことも、嬉しかったなあ。夜に迷う、みずうみ、波(peck you!)、ナイトクルージング(フィッシュマンズ)、夏至、musicの六曲を演奏しました。



九月のグレープフルーツムーンのときも全く同じセトリでしたが、両方観てくれた川本さん(いつも本当にありがとう!)がよかったよと言ってくれたので、よかったです。

サガイくんとの演奏は、わたしが提示したざっくりとした青写真(=曲)を基に、大工さんに好きに腕をふるってもらって、「そこの柱はやはり一本だけでお願いします」とか注文をつけつつ、そしてそこに現われた空間でのびのびと振る舞わせてもらってるような感じ、でしょうか。ネガティブな意味ではなく、より孤独が深まるというか、自分という個の存在から余計なものが削ぎ落とされて輪郭がシャープになっていくような面がある気がしました。人との共同作業でそんな風に感じることは初めてで、とても貴重な体験をさせてもらってます。多謝。マリンバの寺さんに加わってもらって「音色」ではここからどんな風に変わっていくのか、楽しみです。

しかしナイトクルージング、いい曲ですね。「stay together」って、さりげないのに、何と言う愛に溢れた粋な歌詞であろうかとつくづく感じます。演奏してみるまで気づかなかった。わたしの作る曲はごく個人的な風景やメッセージが主なので、こういう広い歌がいつか作れたらいいな。

この秋は体調が乱高下してなかなかしんどかったので、しばらくライブは控えめにしようかなと思ってますが、今月は、大好きな地元のカフェ、シボネボルケで、おちゃがあるんですよ!!!ど平日の真昼間なのですが、もし来られる方いらっしゃいましたら、是非によろしくお願いします。
店主ももさんにお願いして描いて頂いたチラシ絵が今回もかわいすぎる…ももさんありがとうございます!