2013年12月4日水曜日

読書感想文

一昨日の月曜日は、前日は家でゆっくり過ごしたので、朝九時から美容院に行って髪を切り、地元のカフェをはしごしました(ここここ)。地元といっても、うちからはけっこう距離があってどちらも電車で行くのですが、市内にこんなに素敵なお店があればもう十分じゃないか!という気に。そして夕方小一時間ほどクラリネットの練習。贅沢な休日となりました。














そんな感じで日曜月曜と優雅に過ごしすぎたのか、昨日火曜日は仕事がちょっときつかった。思えばここしばらく何やかやと気を張って過ごしていたので、ゆるんで疲れが出たのかも。よいことだ。


音楽を通じて知り合った友人、やのさんダイキさんミワコちゃんの三人がやっているプロジェクト「チイサイカイシャ」のウェブマガジンモンスターで、好きな本についてちょっとした文章を書くことになりました。

今年の春先に始めた「miyamoとひこうきの庭」は、連載二回で中断せざるを得なくなってしまい、けっこう落ち込みました。今も、なす術なく放置状態です。グスン。それが今回、「書評を書いてみない?」と声をかけてもらって、評論はできないけど感想文なら、ということで、思い切ってやらせてもらうことにしました。新たな形でモンスターと関わることになって、まだびっくりしてるけど、うれしいです。紹介したい本は頭の中にあれこれ浮かんできてるし、今度こそ気長にお付き合い頂けるよう、のんびりがんばりますね。

http://www.chiisaikaisha.com/monster/miyahon/index.html

第一回はダイキさんが挿絵をつけてくれました。まさかの似顔絵に照れまくりです。ありがとーう。
是非お立ち寄り下さいませ。

2013年12月1日日曜日

きるけます

予定のない日曜日に仕事が休みになることはそんなに多くありません。
十時すぎに起き出して、外は快晴なので布団干して洗濯して、インスタントでないコーヒー淹れて。うーん幸せ

ここ最近、街路樹の紅葉が色鮮やかで美しく、ほう、と心の中でため息をついては見惚れてます。しかしなんでこんなにいちいち沁みるかね、と改めて考えてみたら、去年のこの時期は入院してて塀の中生活で全くそれどころじゃなかったので、自分にとっては実に二年ぶりの紅葉だということに気づきました。生きてるってすばらしい。欠けてるからこそ気づくこと。



これ繰り返し観る、というか聴いてしまう。
チイサイカイシャフェスの前日じゃなければ行ったのにな。最後ラップのリバーブが深くなるとこ特に感動的です。やはりPAは今年もzakさんだったのかしら。やのさんが「イルリメ!」て紹介する声、最高。



さて、今度の金曜の夜のご予定はもうお決まりでしょうか?



































































circe presents
"メリーキルケマス"

日時:2013年12月6日(金)
場所:神保町 試聴室
開場:18時30分
開演:19時
チケット:前売2,000円/当日2,500円(ドリンク別)
出演:circe(2ステージ)
オープニングアクト:小畑亮吾

【神保町 試聴室】
〒101-0065 東京都千代田区西神田3-8-5
http://shicho.org


◆チケットのご予約はcirce_mail@yahoo.co.jpまで!!



フライヤーかわいい。わたくしクラリネットとおもちゃの鉄琴で、ほんの少しですが演奏のお手伝いします。大きな声では言えませんが、サポート参加するおかげで、タダでライブ観られるのが何よりうれしい。役得や♪
こばたくんのソロどんなかな~。たのしみです。試聴室で乾杯しましょー!


2013年11月27日水曜日

一年

一昨日の武蔵境スタットでのライブ、たのしかったです。

いつも緊張して武蔵境まで電車を乗り継いで向かうのですが、リハでまず音の鳴りが心地よくてちょっと安心します。
本番はさらに緊張しますが、その場にいる人にちゃんと歌に向き合ってもらえている感じがします。
どうにかこうにか出番を終えたら、ビールのんでくつろいで残りの演奏をひたすらたのしみます。
この緊張→弛緩のプロセスがたまらないです。出演者の醍醐味!
終わってから他の出演者の方とお話しするのも楽しいです。お酒が入ってるし、お互いの演奏を聴き合っているので、打ち解けて話しやすい気がします。
けど終電が早いので慌てて駅に向かうことが多いです。今回もバタバタでした。もっとゆっくり話してたかったな。
もっとちゃんと演奏できる自分になってまた来よう、と毎回のように思います。 

ライブの最中にも少し話したのですが、ちょうど一年前に心身の調子を崩して入院して、スタットのライブ出演をキャンセルしたことがありました。せっかくここ何年も仕事と音楽と自分なりにがんばってきてたのに、またゼロどころかマイナスからのスタートになるのかと、やるせなくてみじめな思いで苦しかった時期もありました。どん底の冬でした。それでも、今年前半はスタットのライブに出ることを励みにひきがたりの練習をひっそり続けてきて、夏からはバンドの練習やライブにすんなり復帰することができたのは、一つにはスタットのおかげかもしれないと思ってます。お声をかけてくれたヒロシさんをはじめスタットのスタッフの方々、見に来てくれた友達や見守ってくれた友達、そして演奏に耳を傾けて下さった皆さま、ありがとうございます。




2013年11月24日日曜日

告知です













↑生意気にも枕を使って寝るクロさん

今週は村上夫妻が急に泊まりにいらして楽しく遊んだり、前からチケット買ってたライブ観に行ったりして、もちろん仕事もあったし、慌ただしく過ごすうちにあっという間にソロのライブ前日になってしまった!しまった!!

というわけで日曜の朝六時に焦ってパソコンのキーを叩いております。昨夜は疲れて夜九時に寝てしまった自分を後悔。今日はこれから早番です。お風呂にも入りたいよう。眠いよう。窓の外は夜が明けつつあります。ここ最近よく晴れてて朝焼けがきれいです。じっくり眺める気もちの余裕はないのだけれど。昔みたいに。

11月25日(月)
『NIGHT OF THE STATTO』@武蔵境STATTO

OPEN 18:00 / START 18:30 adv ¥1500 / door ¥1800
とりちん / Gorgeous Bathroom / miyamo / ジャギー雷怒音 / サガイユウヤ / JETヒロシ

「MUSASHINO IMAGINATION」じゃないスタットに出演するのはもしかしたら初めてかも!わたしの出番は三番目で19時40分からの予定です。告知が直前になってしまいましたが、よかったら是非いらして下さい。

共演のJETヒロシさんについて少し書きます。

ヒロシさんと知り合ったのは、たしか三年前の秋に無力無善寺で鈴木伸明さんの企画に出させてもらったときだったと思います。出演者は必ず鈴木さんの曲を一曲カバーするという縛りのある不思議な企画で、わたしはソロでちゃんとライブに出るのが初めてでガチガチに緊張して、出演者多かったのに持ち時間を大幅にオーバーしてしまって、あまり思い出したくもない散々な記憶となっていますが。リハでお話ししたヒロシさんは、本番では鈴木さんの曲を(本人には内緒で)秋田弁でカバーしようと思うとおっしゃってて、この人めっちゃいい人だなーと思ってたら、わたしの出番の一つ前でいきなり脱ぎ出して(笑)内心の動揺に拍車がかかったのは間違いありません。あれは鈴木さんのわたしに対するセクハラ以外の何物でもなかったと確信しています。くそー面白がりやがって(…面白かっただろうな)。
そのときスタットのブッキングスタッフとしての名刺を頂いて、わたしも持っていた音源をお渡しして、それがきっかけでライブにお誘い頂くようになりました。あんな酷い演奏だったのに、ありがたいことです。
そして実際、ヒロシさんはめっちゃいい人です。漢です。裸芸(→動画はこちら)は、身も心もありのまま、まさに裸一貫で勝負しようという気概の表れであろうと理解しています。面白いし。例えば、ライブで「幸子」を聴くと、語りのところとか、気恥かしくもなるんだけどヒロシさんの本気さに毎回感動してしまいます(ちょっと精神的Mかも…)。いつだったか、自分のMCでイースタンユースの話を少ししたら、ヒロシさんも大好きだと言ってました。

そんなJETヒロシさんの熱いライブがトリで観られる明日25日(月曜日だけど給料日!)の武蔵境STATTO、よかったら是非遊びに来て下さい!サガイユウヤさんも前にご一緒したとき演奏すごくよかったので楽しみだし、Gorgeous Bathroomさんも終わってからお話ししたらいい方だったな。わたしはやや準備不足で不安なところもありますが、精一杯がんばって、終わったら楽しみます。よろしくお願いします。


2013年11月17日日曜日

秋の休日

先日、母が少し長く家を留守にしたとき、家で一人ゆったり過ごそうと平日に贅沢にも三連休を取ったのですが、ふと気が変わって水曜が仕事休みの大の猫好きの友人に七年ぶりくらいに遊びに来てもらいました。うちの猫らもそろそろご高齢に差しかかってきたので、元気なうちにまた会いに来てほしかったのです。掃除にかなりの労力を費やして、ひょっとすると普段の新年よりきれいになったかも、というくらい片づいた居間に友人を無事お迎えし、昼ごはんを食べて、存分に猫とたわむれてもらい、歩いて三分の美味いパン屋でおやつを買ってコーヒータイム、そして夕方は公園に散歩に行きました。まるで絵に描いたような見事な秋の夕日を見送り、細くて綺麗な三日月を心ゆくまで眺めてから、近所のお気に入りの飲み屋さんにご案内して晩ごはん。いい休日になりました。

池のほとりでずいぶん長いことお月見して、いつもは一人で見る空を人と一緒に眺めるのは不思議な感じがしたけど、普段もiPodで音楽聴いてるから、完全に一人きりというわけでもないのかなと思ってみたり。
友人がiphoneで撮った写真とわたしがガラケーで撮った写真、どっちがどっちでしょう。


家にいる間はずっとCDをかけてました。
これ聴く?これ知ってる?これいいよ!みたいな感じでかけたCDは、かけた順に、あだち麗三郎「6月のパルティータ」、i need me「おかえり」、The Rockin' Baritones「The Rockin' Swamp Baritones」、原田茶飯事「光るジュレのなかから」、濱田多聞「地方都市の憂鬱」。そして友人が貸してくれたのがふちがみとふなと「6月のうた」、返ってきたのはやっぱりふちがみとふなと「フナトベーカリー」とコンピ「極東最前線3」。友達っていいもんですね。

飲み屋さんではお任せで日本酒を二種類飲みました。最初は華やかな香りの純米吟醸の冷やで、それはもう、香りだけでうっとりするくらいに美味しかったんだけど、次は純米をお願いしてみたら、お店のご主人に「熱燗は大丈夫でしたっけ?」と嬉しげに聞かれて、出てきたのが黒塗りの蓋つきの長方形の木箱に湯灌された錫のとっくり。そんなの初めて見た。そして、この熱燗が「どうだ!」ってくらい骨太で、華麗な純米吟醸とのあまりの対比に度肝を抜かれました。翌日朝風呂しながらぼけーっと考えた結果、飲食店で神戸の名門女子大の清楚な美人ウエイトレスに接客されてぽーっとなってたらリアルおしんが赤子を背負って子守しながら料理を運んできて驚いて目が覚めた、くらいのギャップだったなと一人納得。 

2013年11月14日木曜日

百代の過客















秋も深まってまいりました。

昨日の朝、母に「あんたちょうど一年前の今日入院したのよね~」と言われました。そうでしたか。たしかに、季節が一巡りしたせいで、気候の具合などからあまり思い出したくもない記憶の感触がリアルに蘇ることの多い、今日この頃です。また調子崩さないよう気をつけねばと肝に銘じつつ暮らしてます。けど今こうやってすっかり普通に生活できてることは本当に良かったと思うし、身の回りのあれこれがおおむね一段落して、新たな局面を迎えられそうな予感がそこはかとなくしていて、なかなかどうして悪くない状態です。新しい季節がすぐそこまで、次の曲がり角の向こうくらいまで来てそうで、鼻をくんくんさせて匂いを嗅ぎとろうとしているような感じ。

しかし、ブログにあれも書こうこれも書こうと思いながら時ばかり過ぎていくのはよろしくないですね。もうちょっと頑張れわたし。徐々にさかのぼって書けたらいいな。できるかな。

昨夜は「メランコリック番長」circeのスタジオ練習に参加しました。来月6日土曜日、神保町試聴室でのワンマンライブをちょっとだけお手伝いします。キルケのメンバーとはキスミワコちゃんのバッハーンandミーやふえとゆみとばちとえふでで割としょっちゅう顔を合わせているのですが、キルケにサポートで参加するのは約二年ぶりで、スタジオ内でギターを弾く野内さんの姿がやけに新鮮でそのことが可笑しかった。そして、キルケはやっぱりバンドなんだな、と改めて実感しました。三人が演奏しているときの空気感は、よく洗ってくたくたに馴染んだ着心地のよい服のような自然さ。中学校の同級生でやんちゃ仲間だったという三人、おじさんを通り越しておじいさんになってもやっぱりこうやって三人で演奏している姿が想像できそうな気がしました。今のキルケを喩えて言うならば、地元でひっそり愛されている昔気質の和菓子屋さんのように、新作を作り出しつつ職人技に着々と磨きをかけてる感じ。いい感じに熟成が進んできてますよ。ワンマンライブ、是非に!

終電で地元駅に帰り着いて、翌日休みだしうち帰ったらビールかな、とさびれた商店街を自転車で凍えながら通り抜ける途中、ふと魔が差して、前からちょっと気になってたバーにふらっと立ち寄ってみました。看板のお品書きにハートランド生ってあったのが決め手。よくこんな入りにくいお店に来たねって口々に驚かれ、しかもハートランド生はグラス半分でまさかの品切れ(笑)けど雑然としてて逆に居心地のよいお店は、店長さんもいい感じの方で、ビール半杯のみならず揚げたてポテトやポッキーまでサービスしてくれて、相手してくれた常連さんには「きれいな飲み方」とお褒めの言葉を頂きました。なんか面白い夜でした。たまには地元開拓もいいもんだ。

再来週の月曜日、久しぶりに武蔵境スタットで弾き語りします!
来月14日土曜日は水戸フェリチタでバッハーンライブ!また近々改めて告知します。きっと。いや必ず。



2013年10月16日水曜日

心も空も

今週末、バッハーンandミー、2マンライブですよー!

10月19日(土)@池袋ミュージック・オルグ 
OPEN: 19:00/ START: 19:30
ADV: 2000円 / DOOR: 2500円
LIVE: ロッキン・エノッキー&トモエ・ウラ&ザ・ロッキン・バリトーンズ / バッハーン and ミー


浦朋恵さん、ミワコちゃんが以前からお知り合いで、ライブ行く度に「浦さんすっごくいいよー!」って力説してたので、今回対バンできる運びとなって嬉しい限りです。サイトを拝見したら、ベースはNRQなどでご活躍されている服部さんなんですね!(これで万が一ドラム中尾勘二さんだったりしたら、とてもとてもクラリネットなんて吹けないよわたし…おそれ多くて…)そしてドラムはあの大地さん。それだけでも浦さんのただ者じゃなさがわかろうというものですが。やばい、今日は仕事のあとカラオケに行ってクラ吹いてこよ。ちゃんとリード選ぼ。

迎え撃つ今回のバッハーンは、妖精番長キスミーを筆頭に、おなじみマリンバ寺さんドラム星さん、トランペットにちあきちゃん、そしてまさかのイギリスから一時帰国中のベースtakacoちゃん、そしてわたくしモッティーナの六人編成です*
よろしくお願いします。

諸事情により年明けくらいからバッハーンはこれまでほど頻繁には活動できなくなってしまうので、是非とも目撃しに来てほしいのです!!!


このあいだ日曜日、バッハーンandミーはウエディングパーティーで二曲演奏しました。祝いの席に音楽で華を添えることができる幸せをつくづく噛みしめました。バッハーンでほんとによかったな、と改めて。

雲一つない晴天に恵まれた、素晴らしい日曜日でした。おめでとう。














2013年10月4日金曜日

組み合わせの妙

去年の秋に体調を崩してしばらく入院して、年の瀬に退院して、一月二月は仕事にちょっとしか行けなくて時間だけはやたらあるけどお金はない、ということでやむを得ず昼に弁当を持っていくようになったんですけど、三月から元通りの頻度で仕事に行くようになっても弁当作りは続いてます。面倒に思えるときもあるけど、手抜きしても失敗しても食べるのは自分だから気楽だし、好きな素材を使って好きに作るのはそれなりに楽しい。今は弁当本もいっぱい出版されてるし(二冊買いました)、レシピ検索にネットもフル活用して、半分遊びみたいなもんです。手の込んだものは一切作らないし。手際よくないので弁当作って朝ごはん食べて台所片づけるのに最低でも一時間くらいはかかっちゃうけど、iPodやラジオ聴きながらだとさして苦でもなく。

レシピ、というほどのものではないけど、ニラ醤油はオススメです。刻んだニラを醤油に漬け込んだ調味料で、わたしは鷹の爪も入れます。ニンニクを入れてもよいらしい。スタミナ~って感じの青臭くて強烈な味なんですけど、慣れるとこれが癖になります。炒め物に使っても味に深みが出ます。母が夏にミョウガをいっぱい頂いてきたとき、大量のミョウガと少々の青唐辛子を刻んで醤油漬けにしてみたら、これもなかなか使えました。刻んだ青唐辛子の酢漬けも辛党にはたまらない!調味料プラス香味野菜、奥が深いです。




このツイート見て、酢漬け青唐辛子もニラ醤油も冷蔵庫にあるし、玄米ごはん大好きなので、翌朝わくわくしながらやってみたら、たしかに!

さて、遅番なのでこれから弁当作って仕事に行ってきます。なんてことない日常雑記でした。

2013年9月30日月曜日

夏の思い出

またまた久しぶりのブログ更新となってしまいました。
月日は過ぎ行きますねえ。
猛暑もちゃんと終わり、正しく秋がやって来て、明日から十月です。 
2013年の夏にさよなら。






2013年8月7日水曜日

しょうもない



一昨日のブログに「練習しよ」と記した直後、昼食→昼寝→寝転がったまま読書という、休日王道コースにどっぷりはまってしまったことをここに懺悔します。

今日は仕事のあと小雨のぱらつく中自転車で駅前のカラオケに直行して(水曜レディースデイ目当て)クラリネットの個人練をしたのですが、iPodにつないだイヤホンのコードがネコにかじられて駄目になってた…。つい半月ほど前に買い替えたばかりで、間に合わせで選んだ割には音質けっこう気に入ってたので、ショック大。リハ録音を聴きながら自分のパートを詰めて行くぞと張り切ってたのにい。あーもう、ネコのバカー!けど駅前のミスドで大好きな期間限定の抹茶オールドファッションチョコを買えたので、まあよしとしよう、運よく雨にそれほど降られなかったし。

前々回チイサイカイシャフェスの告知ブログにチイサイカイシャのリンクを貼ってなかったことに後から気づいたのでここに改めます。失礼しました。チェケラ!

チイサイカイシャ

そして本題。今朝ふと思いついてしばらく頭から離れなかったこと。チイサイカイシャフェスの豪華カラーフライヤーには、circeのギター担当でありgallary emma主催でもあり「チキンくんの大冒険」の作者でもある野内さんの四コマ漫画が載っていますが、ホリエー・サートミ「パイオツ」ごときには露ほども動じないと思いますよ、野内さん。
異色のライブペインティング対決、どうなることやら、たのしみです。遊びにきてね。

なんか久しぶりにしょうもないこと書いて満足。おやすみなさい。

 そんな野内画伯による「ふえとゆみとばちとえふで」イメージ画(無断転載すみません)

2013年8月5日月曜日

心象風景















昨日の帰り道に川のそばで見た夕空。
ここしばらく朝夕は涼しいから、昨日の夕方も、なんだか夏の終わりみたいな雰囲気で、ちょっと切なかった。

先週は出勤した日数が三日と少なかったせいで、やっと疲れが取れてすっきりした気分。この体調を月末まで維持したいものです。

今年の三月と六月のスタットライブを見に来てくれた、もはや二十年来の付き合いとなる友人と、先月半ばに会ってゆっくり話したとき、「みやもの曲は風景画みたいな感じなんだよね」とさらっと指摘されて衝撃を受けました。まさに、自分が曲を作るときって実際の景色は見ずに風景画を描くような感じだなと内心思っていたのです。その友人は研究職に就いていて、頭の回転がよくて弁が立ち、しかも音楽好きなので、ライブの度に的確なアドバイスをばしばしと(容赦なく)投げかけてくれて、非常にありがたく思っていたのですが、歌の内容についてもそこまで深いところを汲んでくれていたとは。言葉で表現することに長けた親しい友人だからこそ今回わたしにこのような形でフィードバックとして返ってきたわけですが、時と場合と相手により伝わるときはどこまでも深く伝わってしまうということを肝に銘じて、襟を正して音楽をやっていこうと思いました。技術的な向上はむろん必要で大切なことだけど、イメージを形にして表現しようとすることを決しておろそかにしてはいけないなと。(いや、それは相反する要素ではないんだろうなきっと…)

こういうこと頭で考え過ぎると行動が伴わなくなるのが常なので、この辺で終わりにします。練習しよ。

2013年8月3日土曜日

夏本番



















六月のライブ出演が終わって気が抜けてしまって何となくブログ更新できずにいたら、七月が過ぎ去り、八月になってしまった。もうすっかり真夏ですね。お久しぶりです。

しばらくライブ出ないからと思って、まあまあ頑張って人と会ったりライブ見に行ったりしてたら、やっぱり疲れが溜まって心身共に軽くダウンしてしまったのがここ一週間くらいの話です。今の自分に無理のないペースで動くように十分気をつけないと。故障してまだ一年も経ってない生身の体なんだから、きちんとケアしてあげなければ。
(ふと前回のブログを見返したら同じようなこと書いてるし…進歩ないなあ…)

六月のスタットライブは、 ヒロシさん以外は女性弾き語りの方ばかりで、このライブが自分にとってかなりの衝撃でした。ライブ終わってしばらくは、受けた衝撃がもやもやと形にならず言語化できなかったくらい。女性sswのライブを見たことないわけじゃもちろんなかったけど、全く同じ目線というか立ち位置から(しかもいっぺんに六人も!)観たのは初めてだったせいかもしれません。自分で作った曲を人前で一人きりで演奏することについて改めて自問自答して、ただ単に間違えずに演奏するというだけではなく、ショウアップすることに対する自分の自覚のなさや半端さが浮き彫りになったようにも感じたし、一番の課題は、良い音楽って何だろう?っていう問題意識が自分の中に明確に生じたことでしょうか。ヒロシさんをはじめとするスタットのスタッフの皆様と共演者の皆様、及び観に来て下さった皆様、今さらですが、貴重な場をご一緒して下さってありがとうございました。勉強になりました。ものすごく。

今月八月は、久しぶりのバンド参加ライブと、ソロと、二つライブに出ます。これはもう、がんばるしかない!!















































"真夏の夜の夢のまた夢"
~原田茶飯事 『光るジュレのなかから』Release Tour 〜
8/18日曜日 @茨城レストランFelicita
18:00オープン、18:30スタート
¥3,000/1f+1d付 ※30名限定(幼児無料)
出演
■原田茶飯事×近藤康平(ライブペインティング)

■ふえとゆみとばちとえふで
宮本陽子(クラリネット)、小畑亮吾(ヴァイオリン)、寺内健輔(マリンバ)、星秀勝(パーカッション)、矢野ミチル(ライブペイント)の5人によるgallery emma企画ユニット。

チケットのご予約・問い合わせ
galleryemma871@gmail.com
 


原田茶飯事さん×近藤康平さんとは、去年、甲府の富雪ギャラリーでバッハーンandミーでご一緒させて頂いて、素晴らしいパフォーマンスと素敵なお人柄が強く印象に残ってます。今回は茶飯事さんのレコ発ライブということで、非常~に楽しみです。フェリチタよいとこ、との噂はかねがね伺っております。ちょっと遠方ですが、よろしければ是非に!
ふえとゆみとばちとえふでの首謀者であるgalleryemma主催の野内さんが、前回の練習時にiphoneでちょちょいと作成した動画はこちら↓





素敵な仲間と演奏する機会に再び恵まれて光栄です。精一杯やります。


そしてそして!






















*チイサイカイシャフェス*
8月31日(土)下北沢THREE
17時30分スタート
前売り2000円+1ドリンク
当日2500円+1ドリンク
【ライブ】
ふらむきりん
nayuta
鬼の右腕
miyamo
バッハーンandミー
ジーマイマーズ
【ライブペイント】
ホリエー・サートミ
野内俊裕
矢野ミチル
【展示】酒井・セルジオ・JAPAN
【DJ】OjO
【ダジャレ販売】ダジャレーベル
【フード】のじまなおこ


こんな未熟者のわたしに声をかけてくれて、どうもありがとう、チイサイカイシャのみんな!ラブ!
今年になってからソロでスタットで修業させてもらった集大成を目指せたら、いいな。

よろしくお願いします。

2013年6月11日火曜日

節目


五月の終わりから今月の頭にかけて、去年の秋冬に体調を崩して以来ぶりにやや気張ってライブに出かけたり人と会ったりしたらば、速攻くたびれて疲れがどっと出て日常生活のペースが乱れがちになってしまいました。そろそろ行けるんじゃないかなーと思ったけど、やはり時期尚早だったか、まだ無理のきかない体なんだなと身を持って学んだわけですが、いろいろと深く感じることは多く、実りある時間を過ごせたので、よかったです。

2013年5月28日火曜日

歌う理由















いろんなことが一廻りして、落ち着くところに落ち着いてみると、やっぱり自分が一人ぼっちのように思えてちょっと寂しい、休日二日目のさわやかな朝です。梅雨入り間近。けど一人ぼっち、嫌いじゃないし、大切な友だちはいるから大丈夫。

自分が歌う理由についてよく考えます。人前に出るの得意じゃないし、抜きん出て歌や演奏が上手いわけでもないのに一体何で、としょっちゅう立ち止まっては自問自答。迷いはないけど葛藤はあります。かえってかっこ悪いことのような気もするし、下手に人前で下手なひきがたりなんてしようとしない方がよっぽどスマートに生きられるんじゃないかと思ったりもします。(そういえば、ブログをやってること自体についても、同じように長年ずうっと悩んでたっけ…これはもう、そういう性分というか、癖みたいなものかもしれません。)そんなに若くもないのに。でも、小さい頃から歌や音楽はずっと好きで、生きるのがしんどい時そばにあった音楽をライナスの毛布やお守りみたいに大事に思って何とかやり過ごしてきた自分が、今になって曲を作って演奏することはごく自然な流れのようにも感じています。

十年前に思うところあってweb日記を始めた頃は、好きな音楽や曲にまつわるあれこれを書き綴っては、最後に好きな歌詞の一部を引用したりしてました。まだブログもなければ写真のアップロード一つをとっても簡単でなく、動画がこんなに身近じゃなかった一昔前のお話ですが、ここ最近ブログにカバー曲を演奏して録って貼りつけているのと、本質的には同じようなことやってるなと気づいて内心苦笑。成長してないというか、人ってそんなに変わらないものですね。

曲をカバーするときって、自分とその曲との間に昔からの約束があったように感じたりします。原曲が、料理のレシピや型紙みたいなものだとすると、声や演奏技術も含めた手持ちの道具でいかにアレンジするか、試行錯誤する過程はとっても楽しい。つい夢中になってのめり込んでしまいます。実際に歌ってみてはじめて、歌詞の表している内容に深く思いが至ることもよくあるし、何度も練習してから改めて原曲を聴き返すと新たな発見がいくつもあって驚いたり。カバーすることによって、曲が自分の中で二次元の平面から立体にぐぐっと立ち上がってくるような手応えがあります。この体で、この楽器で、この曲を演奏するのは永遠とは大よそ対極にある行為だけど、曲を通じて一個人を越えた何かの流れに加担しているような気もする、というのは大げさに過ぎる物言いでしょうか。

来月のライブの詳細です↓

6月25日(火)
「MUSASHINO IMAGINATION in JUNE!!!①」
OPEN 18:00 / START 18:20  adv¥1500 / door¥1800
OP:JETヒロシ / やすだ / コーラ
/ キノマルヨウコ / miyamo / イチカ / ハルミ / 藤原愛

わたしの出番は20時からの予定です。久しぶりにヒロシさんとご一緒できてうれしい。今回はヒロシさん以外の出演者は女性ばかりだそうで、どんなスタットになるのやら、ドキドキです。 
ご予約のメールはこちらまで。何卒よろしくお願いします。楽しんで演奏できるように、まずは練習がんばろう。


[VOON] 20130528cosmos 


このあいだのライブを一年ぶりに観に来てくれた友だちに「ブルーハーツとかスピッツとか、みやもが好きで歌ってるの伝わってくるし、やっぱり曲が良いよね」と褒めてもらえました。ありがとう。この曲のウクレレ、今の自分らしさがよく出てる気がして、気に入ってます。

2013年5月23日木曜日

反省しきり










先週はライブに出たあと金土日と三日連続で仕事でした。なかなかに気忙しくて、そのせいか、父の日は母の日の一週間後だと何故か思い込んでしまい、九州の父に「父の日だけど何も用意してなくてごめんね」と先走った言い訳メールを送りつけてしまった。しかも勘違いに気づいたのは今週の火曜日になってからでした…余裕のなさがよくわかります。ごめん父さん

そしてライブは、今回もあまりうまくいかなかったです。一番大きかったのは、あるカバー曲で緊張のせいかコード進行が頭から完全にぶっ飛んでしまって、一番二番とも同じところで演奏がストップしてしまったことです。ライブの五日くらい前にふと原曲を聴き直してみたら、何ヵ所かコードを勘違いしていたことがわかって、アレンジを修正したのですが、それがかえって裏目に出てしまった。長いこと練習していた曲なだけに悔しいです。全体を通して声も思うように出なかったし、以前よりウクレレが弾けるようになってきた分いろいろ挑戦してみたら、本番ではかえって全体的に詰めが甘く粗い演奏になってしまったりと、あっちが出ればこっちが引っ込むといった感じで、なかなか一筋縄ではいかないです。あと、日常生活には復帰できてるからつい忘れがちだけど、まだ自分が以前ほど元気になってはいないんだなとも実感します。人前で演奏することによる緊張で、気持ちの揺れる振幅が大きすぎて少し危うい感じになるので、まだ無理しちゃいけないんだなと。けど他の方の演奏もそれぞれ魅力的だったし、観に来てくれた友だちといろいろ話せたし、スタットは今回もよいとこでした。楽しかったです。出られてよかったな。次回は6月25日火曜日にお声をかけて頂いているので、また改めて告知しますが、よかったら是非聴きにいらして下さいね!

レコーダーで録ったライブ演奏を今回は聴き直そうという気にもなれません。グスン。
ライブで大失敗した曲をさっき部屋で録音してみたので、よろしければお聴き下さいませ。


[VOON] 20130523haru_yo_koi

言わずと知れた大名曲。天才の才気が迸りまくっていることを、自分で演奏してみてひしひしと感じました。この録音を聴いて思ったことは、わたしはかろうじて歌ってはいるけど、ちゃんと歌えてはいない、歌いこなせてない、全然。けどカバーを通じて曲をより深く理解できたことには、意義がありました。意味のわからない単語はなかったけど、何度も何度も歌ってみてようやく、歌詞の表している内容が自分の中で徐々に立体感を持って迫ってきた感があります。深みのある曲。


2013年5月7日火曜日

告知です



















十日後にライブに出ます。武蔵境スタットのブッキングライブです。いつもお世話になっております。

5月16日(木)
「MUSASHINO IMAGINATION 5月の2DAYS SP!!!①」
OPEN 18:00 / START 18:30  adv¥1500 / door¥1800
吹谷徳昭 / 鼓次郎 / miyamo / ミズノコウイチロウ / ☆チヒロック / サカイユウヤ

わたしの出番は三番目で19時半からの予定です。
カバーと持ち曲を半々ずつやろうと思ってます。ユーミン、スピッツ、ブルーハーツを練習中。
もしお時間ありましたら、是非に遊びにいらして下さい。
ご予約のメールはこちらまで。

今朝録ったのは、この曲のカバー。これから遅番です。行ってきまーす。


[VOON] 20130507byebye

 




2013年5月1日水曜日

祝宴













日曜日は音楽友だちの結婚パーティーに行ってきました。

四月の仕事休み希望の締め切り後にメールをもらったので、土日祝日はまず仕事だろうから多分行けないって一旦お返事したのですが、職場の休憩時間に何気なく話題に出したら、同僚の方が快く休みを交替して下さって(←期待して話を持ち出したわけじゃなかったのに!)出席できる運びと相成りました。ありがたいことだ。

くだけた感じのパーティーとはいえ失礼のないように、とカジュアルながら一応ワンピースをネットで注文してみておそるおそる着て行ったのですが、女性はフォーマルに美しく装った人が大半で、やや気後れ…そしていくら顔見知りの音楽仲間が来ているとは言っても、パーティーって居場所がみつからない気がして何とも座りの悪い気分に。社交とかって苦手なんだったわたし、と再確認。ダメ大人や。

しかしながら、それはそれとして、お仕着せではなく手作り感あふれるパーティーは、お二人の温かい人柄を反映した非常に好感の持てるもので、仲間たちとお祝いの席に参加できて本当によかったです。ドリンクが飲み放題、キャッシュオン形式のフードは新郎新婦の友人知人の飲食関係者がそれぞれに屋台を出してるような感じで、どれもこれも美味しくてついついいっぱい食べてしまった。

結婚式自体はちょうど一年前に行ったそうで、今回は友人へのお披露目のパーティーで、新婦さんはもうお腹が大きく(夏に出産予定だそう!)、二重の意味で幸せのおすそ分けをしてもらった気分になれました。そして宴もたけなわになった頃、わたしも親しくしている友人のインストバンドが演奏しました。彼らの持ち曲で二人を祝福する曲というのがあって、去年くらいから何度もライブで演奏しているのですが、この日は新郎がギター新婦がベース(ミュージシャンカップルなのです)で加わるというスペシャルバージョンを披露!ぶっつけ本番みたいな感じだったらしいけど、もちろん息はぴったりで、とっても素敵な演奏でした。やっぱり餅は餅屋じゃないけど、ミュージシャンは演奏している姿がひときわ輝くなあ…としみじみ。そのとき隣で見ていた音楽友だちが、「これが見れただけでも今日来た甲斐あった」とわたしと全く同じ感想を口にしていて、何だか気持ちが通じ合えたようで、これまた嬉しかったです。大きくなってきたお腹で白いドレス姿でいつも通り男前なベースを披露した新婦、綺麗だし実にかっこよかった。おめでとう!

パーティーでは友人のナイスカップルにも多数会えました。まわりの人の幸せそうな姿を見るのは単純に嬉しい。去年、親友が最愛の伴侶に先立たれ、その深い悲しみと苦しみを近くで見ているだけに、余計にそう感じます。みんな幸せになってね。
そして新郎新婦の結婚記念日はたまたまわたしの両親と同じ、昭和の日。
そんなみんなに、最近よく練習しているこの曲を、ここでこっそり捧げます。下手くそだけど、気持ちだけ。


[VOON] 20130501honeymoon


2013年4月24日水曜日

読書温泉



















友だちから貰った花束のうち一本だけ飛びぬけて長もちしてくれてうれしい。心が明るくなるような山吹色。

先週末は冬以来久しぶりに三日続けて仕事が休みで、何をして過ごそうかとあれこれ楽しく悩んでいたのだけれど、土日は天気がよくなかったせいもあり、外出せず主に布団の中で読書、時々ウクレレと料理という感じで、正しく引きこもって過ごしました。晴耕雨読。あと二踏ん張りくらいすれば形になりそうな曲があるのに、結局手をつけられなかったのは残念。このところクラリネットの練習もさぼってるし。けど温泉に浸かるみたいに読書にひたすら没頭してたら、先月から普段通りのペースに戻った仕事の疲れがいくぶん抜けたような気がしてます。大型連休を先取りしてリフレッシュできたような。仕事に余暇にがんばろう。 今月は週一ペースで人と会っていて、体調を崩して以来ご無沙汰の友人と会って乾杯したりもしました。しかし病気は今回も大変だったなあ、迷惑かけて合わす顔のない人もいるし、じわじわと増えてしまった体重は落ちやしないし、全くもう…という感じで改めてマイナス面を挙げていくときりがないけど、徐々に本当に回復してきたら、心身ともに自分のコンディションを整えてこれからの人生を歩んでいくための大きなヒントをもらったようにも思えてきました。日常の心配事にはきりがないけど、それはそれとして、既に手のうちにある幸せを丁寧に感じることができるコンディションを保てるようになりたい。

というわけで、職場で借りてきた本を快調に乱読してます。病気のときはいくら時間があっても読書に一向に集中できなかったので、活字の世界に没頭できる喜びはひとしお。

本を読むとは、一見そこに書いてある字を読むことだけだと思いがちだが実は、その書いてあるページのむこうの空間に全身ではいりこみ、日常の時間でなくそこに流れている特別な時間に身を任せ流されていく、一種の身体経験、見えない踊りのようなものとみることもできるだろう。音楽の場合を考えてみたらわかりやすいが、きいていると思っている瞬間音楽は逃げ去っているがその逃げ去っていく瞬間の折り重なりがつまり音楽の流れで、小説や詩にも同じようなところがあり、本の場合文章を「演奏する」のは読者自身である。いしいしんじの本p135より)

この文章には衝撃を受けました。目から鱗。いしいさんは、良い書き手は良い読み手でもあるということの模範のような方だと思いました。文章や音楽を形にすることに関して、せめて姿勢だけでも真似できたらなあ。


[VOON] 20130424yoru_touzoku

だからというわけではありませんが、最近また懲りずに好きな曲をひきがたりカバーしては遊んでいて、今並行して三曲練習しているうちの一曲がこれ。相変わらず拙い演奏ですが、もしよかったら。ガビチョウの華麗なさえずりが団地内で響き渡っているのが微かに聴こえてます。原曲はこちらです。何度となく聴いてきたはずの曲でも、改めて自分で演奏してみると、新たな発見がいくつもあって興味が尽きません。そして五月の風のビールが飲みたいぜ。

2013年4月11日木曜日

水ぬるむ



















今年の春はずいぶんと気が早いように感じます。梅の花こそ遅めで桜に迫っていたけど、ケヤキなど街路樹の新緑が青々と茂り始めるのは例年なら五月頃じゃなかったかと思うし、ツツジやハナミズキがもう花をつけてるのを見ると、あれ?ちょっと待ってよと言いたくなります。やはり温暖化の影響かしらと不安にもなります。そうでなくても、季節には常に置いてきぼりをくらいがちなのに。やけに暖かい日が続いたかと思えば荒天に悩まされたり、お天気に振り回されるのは人の常だけど。でもこの三月、桜と時を同じくして住宅街や公園の庭木が一時に色とりどりの花をつけている様子は、いつになく暖かな気候と相まって、何だか夢の中の春みたいで内心うっとりしました。浮足立ったり不安になったり、春はやはりどこかそわそわと落ち着かないです。木の芽どき。

さてさて、ウェブマガジン「モンスター」の「miyamoとひこうきの庭」第二回はもうご覧になって&聴いて頂けたでしょうか?鈴木伸明さんの「ないしょのうた」は、これぞ鈴木さんの真骨頂!という感じの曲で、朴訥でどこかとぼけた雰囲気の鈴木さんの人柄がにじみ出ているようであり、なおかつ素朴な童謡のようでとても歌いやすいです。夜道の一人歩きの鼻歌にぴったりじゃないかと思うので、もしよかったら試してみて下さい。ひこうきさんの絵は月とお団子をモチーフとした円形で、そんな君の遊び心が大好きだー!と埼玉の片隅でこっそり叫びたいわたしです。素敵。まだ未見の方は、今回の庭にもぜひ遊びに来て下さいね。そして第三回もどうぞお楽しみに!













三月末のライブのことについて書きます。ひと月ほど前からセットリストを決定して、部屋でひっそりひきがたり練習を続けていたので、準備は万端かと思いきや、二日くらい前の夜から軽くスランプに陥ってしまいました。ウクレレをつっかえたり歌の音程が外れるたびに焦りがいや増して、本番がどんどん不安になってしまって。多かれ少なかれソロライブの前はそんな感じですけど、今回はいつも以上に振り幅が大きい気がして、わたしまだ本調子じゃないんだなと改めて思い知らされました。人前で演奏するのは早すぎたかな、と。当日も家を出るまで落ち着かずどこかぼんやりしていて、武蔵境STATTOまでは私鉄とJRを乗り継いで行くのですが、切符を二枚連続で紛失してしまいました(カードを増やしたり失くすのがいやで未だに切符派です)。片道だけで往復分の支出は痛かった…どれだけ上の空かわかろうというものです。わずかながらも友人知人がせっかく観に来てくれるというのに、もうダメかも、と迎えた本番は、しかし思ったよりはちゃんと演奏できたのでよかった。ひとえにスタットのいい雰囲気とスタッフの皆様のおかげだと思ってます。出番のあと真っ先にかかったのがブルーハーツの「ハンマー」だったのはとても嬉しかった。メールなどで励ましてくれた皆さん、見守ってくれた皆さん、ありがとうございました。まだまだ未熟者ですが、これからも頑張ります。


[VOON] 20130327we'resobeautiful

今回はカバーを四曲やりました。なんとなく気恥ずかしくて、誰の何という曲をやるかは一切言わずにやったのですが、お気に入りの曲ばかりでした。意外かもしれないけど、これはアートスクールの曲です。それまで名前だけ知っていて全く聴いたことなかったのに、去年の秋にたまたま目にしたこの動画が気に入って、借りてきたベストアルバムにはまってしまった。ちょうど関西遠征に出かける前後くらいに。シンプルなメロディーとネガティブな歌詞の対比が鮮やかで、ロック音楽の形式美に対する愛情とこだわりの感じられるサウンドは、切実で誠実な気がして、変に魅力的で癖になります。きれいなだけじゃなくていびつで歪んでいて、逆に妙に居心地のよい音世界。しかし青いな~自分、とは思います。この曲は去年出たアルバムの最後の曲で、聴いてすぐ歌ってみたくてたまらなくなって、冬中よく練習してました。我ながら暗い。

最近は読書が非常にはかどっていて楽しい。バンドの練習はお休みしていて、お弁当作りにはまりつつあって、ソロライブが終わってちょっと気が抜けてしまったけどカバー曲練習して録音したり曲作ったり、地道に進めていけたらなと思ってます。

ライブのとき友だちがプレゼントしてくれた小さな花束。




2013年3月9日土曜日

庭づくり

ブログの更新またまたご無沙汰してしまいました。
年始に勢い余って更新してはみたものの、心身の不調は否めず、時間的に余裕はあるけれど気もちにゆとりがなく、一時はツイッターも完全にオフにしてネットから遠ざかっていました。調子の悪さをそのまま吐き出しても自分にとっても見る人にとっても気もちのよいものじゃないし、かといってうわべだけ取り繕っても仕方なし、時間が薬になることを待ってじりじりとやり過ごす日々でした。結構しんどかった。けどおかげでようやく調子を取り戻しつつあります。今月は仕事も普段通りの頻度となり、最近はお弁当作りに精を出しています。















一月も下旬に差し掛かったある日、関西の友人ひこうきさんからスペシャルな年賀状(写真右)が届きました。大きさも形も企画外!なんとうれしいお年始でしょう。素敵だ。

ひこうきさんとはwebを通じてお知り合いになりました。わたしが音楽をやるようになるよりずっと前のことで、当時ひこうきさんが別名義でやっていたブログを目にして、こんな素敵な絵を描く人でなおかつキセルやヨラテンゴや奈良さんやいしいしんじさんが好きな人とお近づきになりたい、と思ってこちらから書き込みをしたのが確かきっかけだったと思います。わたしが生まれて初めてライブハウスで演奏したQurageの京都ライブにも足を運んでくれて、ひこうきさんが都内で個展を開催されたときは会場でライブを企画させてもらい、わたしが宅録CDRを作ったときにはジャケやフライヤーでご協力頂いたりと、これまでも何かとお世話になってきました。

そしてこの度、村上大樹さん矢野ミチルさんキスミワコちゃんが立ち上げたプロジェクト「チイサイカイシャ」のウェブマガジン「モンスター」にて、ひこうきさんとのコラボ企画、題して「miyamoとひこうきの庭」を不定期連載してもらうことになりました!


どのような企画かと言いますと、わたしが音楽と言葉を担当し、ひこうきさんに絵を描いて頂くという、モンスター編集長の言を借りると「カセットテープ付き絵本のような企画」なのです。

少し長くなりますが、話の発端は、去年の5月に録音エンジニア経験のある川本徳明さんにお試しレコーディングをお願いしたことにまで遡ります。そもそも川本さんは、今からちょうど4年前になる2009年の春、わたしが宅録カバー曲CDRを無料配布したとき個人的にメールをくれて音源を聴いて下さり、いつかレコーディングする際には声をかけて下さいと言ってくれていたのです。宅録ではないレコーディングにソロで挑戦してみよう、とようやく思い立ったのが去年の春、録音場所は悩んだ末に近所の公民館の音楽室と自宅ですることにしました。そして公民館の音楽室にはピアノがある、これを使わない手はない、ということで、去年の3月の一度きりのライブで不完全燃焼に終わったユニット「鈴木miyamo伸明」でやった曲をこの際だから音源に残そうと、鈴木伸明さんに改めてご協力をお願いしました。














せっかく川本さんと鈴木さんにご尽力頂いて形になった音源を、個人でネットにアップロードするだけではさして広がりもないし、どうにかならないものかと思いながらも慌ただしく過ごすうちにあっという間に半年近くが過ぎ去り、そんなとき、チイサイカイシャ経由で音源を発表することはできないだろうかとふと相談してみたら「いいねー」と言ってもらえたのですが、さらにわたしが体調を崩したりウェブマガジンが始まったりとお互いに紆余曲折を経たのち、今回の連載の話が決まりました。ありがとうございます。

連載第一回目は鈴木伸明さんの「夜遊び」という名曲をわたしが歌わせてもらっています。ライブの際に、お互いの曲を一曲ずつカバーしようじゃないかという鈴木さんのコンセプトの下でわたしが迷わず選んだのがこの曲でした。鈴木さんのサポートで演奏していた頃からずっとお気に入りの曲だったのです。けど実は、レコーディングの時間的制約とプレッシャーにより全然思うように歌えてません。あんまりにも歌が下手くそだけど思い入れのあるこの曲を連載第一回に持ってきたことが果たして正解だったのかどうか、正直今でも自信ありませんが、3分44秒のところから始まる間奏のクラリネットはまあまあ気に入っているので、せめてそこまで聴いてもらえるといいなあ…と願っています。

しかしながら、鈴木さんの楽曲とピアノ演奏と川本さんの録音とひこうきさんのイラスト、そして編集長の心のこもったツイートも含めて非常に素敵な仕上がりとなっているので、是非とも庭に遊びに来て下さい!
モンスター、みんながそれぞれにのびのびと変なことやってて、面白いよ。

あと、今月はソロライブが一つ決まっています。武蔵境スタットのブッキングライブです。いつもありがとうございます。

3月27日(水)
「春のMUSASHINO IMAGENATION 2DAYS!!!①」
¥1500/¥1800 18:30/19:00
BB(from EX REVERSION)
 / 艶子 / 清水奈津子 / miyamo / 山口幸太 / THE CAMMIES

わたしの出番は二番目で19時半からの予定です。
時間だけはあったこの冬、カバー曲をいくつも練習してたので、今回はカバー曲を多めにやってみようかと思っています。 平日ですが、もしよかったら、こちらも是非に!ご連絡お待ちしておりますね。

2013年1月15日火曜日

演奏















とっても気もちよさそうに布団に沈み込んでおりました。ミケさん。

2013年1月7日月曜日

2013年1月5日土曜日

賀正

あけましておめでとうございます。