2011年6月27日月曜日

GoNext

やのさんのピアノ弾き語りカバーの「世界はゴー・ネクスト」という曲、こういうアッパーな感じってちょっと苦手なんだよなーとずっと思ってたんだけど、数日前にiPodでふと聴いて以来、今これ!的なはまり方をしています。
先へ行くよ!
気合い入れてブログ書く余裕がないので写真などアップしてみます。
猫と楽器にかまけていると休日は瞬く間に過ぎて行く。



2011年6月18日土曜日

旅はいつも

5月は自分のソロライブが1回、キスミワコちゃんのバンドでのライブが2回ありました。
クラリネットをまた屋外で練習するようになった。
人前で演奏するというのに、放射能がなんとなく不安で外で練習できませんでした、そんな自分イヤだし恥ずかしいなと思って。やるからにはちゃんとやりたい。

ライブで神戸に行ったときのことを少し書きます。
旧グッゲンハイム邸という海のそばの洋館で、キスミワコちゃんのバッハーンで演奏しました。ろびさん企画のキルケのレコ発イベントで、矢野さんとダイキさんの展示もあり、なじみの顔ぶれに安心でき、なおかつ素晴らしい会場で素晴らしいライブが目白押しという、夢のように素敵なイベントでした。


出番終わって庭でビール飲みながら見た三田村管楽団、最高でした!
そしてさらにICHIさん~Rachael Daddさんという流れが、最強でした!

この日のバッハーンは二番手、二階での演奏でした。メンバーがスタンバイした状態で、ミワコちゃんがhappybirdのテーマを歌いながら階段を上がってきてスタート。ジャンプして手を叩いたとき音の響き方とか、強く印象に残ってます。「今日の宮本さんは自信に満ちあふれていた」と後からダイキさんに言ってもらえてうれしかった。がんばって演奏してたらすぐに終わっちゃったような感じでした。
しかし関係者パスを首から下げているというのに、申告しないとドリンクを出演者割引きしてもらえないわたし、出演者オーラまるで無しなのは相変わらずです。日本酒ですっかり酔って、しまいには半ば強引にチアキータとガールズトーク。いろいろたのしすぎた。













トリのcirceの雄姿を見届けた、終演後のバッハーンギャルズ。
右はじの人だけまだ飲み続けてます…。
でも、違うタイプの人間が一緒に(イッソに!)音を奏でられるから、バンドって素敵なのかも。

ちなみに、もっとまともなレポを読みたいという方、キスミーのジャーナルをチェキラですよ!
ミワコちゃんの才女ぶりには毎度びっくりです。

翌朝はなんとなく須磨の海岸を一人でぶらぶら散歩してみたり。
雨降りの中、キルケの3人とろびさんとお昼にカレーを食べに行きました。美味しかった。











長い長いツアー途中のキルケと、企画主催者のろびさんと、記念に一枚。
キルケのアルバムについて、まだ書いてないですけど、必ず書きますね。

そして、京都の絵描きの友だちのうちに一晩お世話になりました。
描きかけの大きな絵を目の前に、心ゆくまでゆったり過ごさせてもらいました。贅沢した。
彼女の存在にはわたしは無条件に甘えているところがあるなあと思います。
わたしの方が年はずっと上なんだけど、もの作りに関しては頼れる先輩なのです。 いつもありがとう。












ゆで玉子とトマトの切り方がきれいに揃ってるところが、とっても彼女らしかった。

金曜の夜から月曜の夜まで、まさに「天辺から爪先まで」、味わい尽くした小旅行でした。


2011年6月10日金曜日

財産


震災からほんの数日後、仕事が休みで家にいた日中に、一応いつでも避難できるように荷物をまとめておきなさいと母に言われて、全く気が乗らなかったけど形だけ荷作りを試みたことがあった。そのとき、かさばるけどやっぱり外せないなと思ったのが、クラリネットとウクレレ(のパイナップルさん)。あと、自分の曲の歌詞を書きとめたノートも。何気ない選択だったけど、後々考えるにつけ、自分の中で音楽を演奏することの比重がずいぶん大きくなっていたことを象徴するような出来事だった気がして、それから、ニュースなどで震災の被害に遭われた方のことを目にするとき、自分が楽器を失うことを考えただけでもかなりの痛手なのに…というのがおぼろげな目安となってた。

でもずっと、クラリネットを以前のように屋外で練習する気にはとてもなれなかった。以前だったら当たり前の日常が失われたことに対して非常にやるせなさを感じた。 気もちの整理が全くつかなかった。

4月の後半に、一週間にサポートのライブが3つ重なったときがあった。アニュウリズムさんのお手伝いで鈴木伸明さんと3人編成でのライブ、素敵メンバーでのあだくろ@七針、そして豪華バッハーンによるキスミワコちゃんの中くらいのレコ発。正直、どのライブも練習不足で迎えた本番だったけど、たのしんで演奏できた。現実の重みに押し潰されそうでふらふらだった自分の意思とは無関係に、生命力が勝手にはねて回ってたような感じというか…あのとき(それなりに)ちゃんと演奏できたことで、自分をもうちょっと信頼してもいいのかなと思えた。誘ってくれたアニュウさん、あだちさん、キスミー、どうもありがとう。もちろん、一緒に演奏してくれた方々、お会いした方々にも感謝です。

あだくろの七針ライブで、対バンだったEttさんと一緒に演奏されていた西尾賢さんという方の演奏がとにかく素晴らしかった。勘どころを押さえたセンスある演奏にすっかり魅了されてしまって、ライブ終了後、酔いの勢いも手伝って思わず話しかけに行ったら、西尾さんは逆にわたしがクラリネット吹いてたことについて聞いてくれて、学生の頃吹奏楽やってたけど長いこと演奏してなくて数年前からライブの手伝いを始めました、みたいなことを言ったら、「それは財産だね」、と。 

とても大切な言葉をもらった気がしてます。

2011年6月7日火曜日

伸びっぱなし

随分とご無沙汰しておりました。
ライブの告知など一切していなくて、すみません。
 
この一年くらい美容院に行ってなくて、伸び放題の髪をいい加減どうにかしなきゃとずうううっと思っているのですが、いざ休みの日になると髪を切りに出かけるのがどうしても億劫で、昨日もつい前髪を裁縫ばさみでジョキジョキやってしまいました。美容院が苦手なせいもあり。
わたしの生活態度は全般的にそんな感じですが。
最近ずっと片づけられない人の部屋みたく荒れていた自室をようやく一通り掃除しました。
先週は曲も2曲できました。
ここいらで体勢を立て直したいところです。

震災以来、「有事」というほかない事態がメディアを通じて次々と飛び込んでくる一方で、一見したところ以前と何ら変わらぬ日々の暮らしもあり、どこに焦点を当てて生活すればいいのかひたすら混乱していたような気がします。目の前の仕事や音楽のことは場当たり的にがむしゃらにこなしつつも、いろいろ見聞きして心の奥底はいつも以上にカオスでした。
でも、人はいずれにせよ死ぬ瞬間まで生きるし、生活を続けていくことができる限りは続けていくしか結局はできないんだな、と思い至りました。足りない頭が飽和状態に達した、と言い換えることもできます。
なかったことにはできないし、見ないふりも絶対にしたくない、けどやっぱりやりたいことをやっていこう、とようやく心が決まった感じです。 
音楽や言葉が好きなんです、やっぱり。















打ち上げられたクラゲ。五月の須磨の海岸にて。