2011年2月18日金曜日

キスミワコ大陸のキ
















水餃子を食べて寝落ちして夜中に起き出してコーヒーのみつつブログ更新です。
久しぶりの雨音が耳にやさしい。ほんの少しだけ空気に春の気配を感じます。

さて。とうとう!発売になってしまったのです。
キスミワコちゃん、通称キスミーの1stフルアルバム 「キスミワコ大陸のキ」

今もCDRを聴きながら、何を書こうかぼーっと考えているのですが、いろんな思いが頭の中でぐるぐる渦を巻いていて、何から言葉にしていいやら・・・。あまりうまくまとめようとせずに、思ったことを素直に書いてみようと思います。

ミワコちゃんのリハは大抵いつもキスミー宅のキッチンでのんびり行われます。電車とバスを乗りついでたどり着くと、必ずいつも満面の笑顔でドアを開けて「モッティー!」(←わたしのことね)と出迎えてくれるミワコちゃんと、ひとしきりおしゃべりしてから、じゃあそろそろ始めよっか、とお互い楽器を準備して一緒に演奏して、そのままそこでお茶したりごはん食べたりお酒のんだり。いつも人が自由に行き来していて、整然としていて風通しがよくて居心地よくて、生活と音楽がとても自然な形で融合しています。それってまさにミワコちゃんの音楽の印象そのもので。キスミワコ大陸はそんなナイスな場所から今日もビビビと発信されているのです。ちなみに、アルバムに収録されてるわたしのクラリネットは全て、そこのキッチンでミワコエンジニアリングで録音されたものです。

ミワコちゃんは音楽を「作り出す」人ではなくて、自然に聴こえてくる人だから、そこに作為的なものはないんだけど、その聴こえてきた音楽を形にするための努力は常に惜しまず、今回のアルバムでは録音のみならずミックスやPV作成までも自ら手がけてしまうんだから、そのとび抜けたパワーにはいつも驚かされます。驚異の大陸長キスミー。そして奇天烈。



とんでもなくパワフルでポジティブなんだけど、肩肘張ってなくて優しいんだな。

ちょうど一週間前に鎌倉のCafe Goateeで「小さなレコ発」ライブがありました。外は雪で寒かったけど集ってくれたみんなのおかげで大変あったかくてハッピーな夜でした。久しぶりのバッハーン(=ミワコちゃんのバンド)ライブに緊張しいのわたしはドキドキで、前の日とか仕事中に本を書架に戻したりしながらも頭の中で演奏する曲を再生してはイメージトレーニングに余念がなかったわけですが、例えば「パリの会話」のtakacoちゃんのベースやcirce寺さんのマリンバの印象的なフレーズなんかも一緒にぽんと浮かび上がってきたことに、自分でもびっくりしました。ゴーティーでは全員とは一緒に演奏できなかったけど、「キスミワコ大陸のキ」のバッハーンandキスミワコは既にわたしの中でしっかりと形になりつつあるようです。バッハーンメンバーで一番の未熟者のわたしですが、参加させてもらえて本当によかった。

 2011.02.16 release
キスミワコ / キスミワコ大陸のキ
XQFN-1075
全11曲 2,100yen (tax in)
label by ZOMBIE FOREVER

01.有言実行に命をかける女
02.a little wish (rainbow mix)
03.キリン
04.nerukumo
05.私の木の根っこ
06.ouí
07.パリの会話
08.hagoromo
09.ムーンパレス
10.あーのうた
11.ouí (dub version)

奇天烈で最高にドリーミーなキスミワコワールドを是非とも体験していただきたいです!!!


こないだ電車の中でひさしぶりに「Tokyo Long Letter」を通して聴きました。やっぱり自分にとってとても大切なアルバム。たとえば「Tokyo Long Letter」が書き初めだとしたら、「キスミワコ大陸のキ」は油絵みたいな感じかなと今思いました。どっちも大好きです。ゾンフォーありがとう。

明日(もう今日だけど)は渋谷にキルケのライブ観に行って、「キスミワコ大陸のキ」現物を店頭で入手してくる予定です。入魂のアートワークもたのしみ。
そしてやはり雨ふりなのは、雨バンドキルケ、さすがです。

最後に。ミワコちゃんの手はしっとりしててちょう滑らかで、なんでだか特別な感じなんだよ。一度たまたま触らせてもらってすげーびっくりしました。みんな握手してみるといいと思う。うっとりします。